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【第592号】 コンピュータと意思決定

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【第592号】 コンピュータと意思決定

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Windows95が発売されて25年強が過ぎました。

今やビジネスシーンはスマホやタブレットも含めて

コンピュータ無しでは成り立ちません。

WordとExcelが使えることが仕事をする上での基本として要求され、

Internetにある膨大な情報から必要な情報を探し出し、

それをPowerPointにまとめ、テレビ会議でプレゼンをする・・・

一部の人の特殊なスキルが今は普通に要求されます。

時々思います。

私たちはコンピュータを使っているのでしょうか?

それとも使われているのででしょうか?

事務職や企画職の人は1日の大半をコンピュータに向かっていると思います。

コンピュータが無い時代はそれを手作業でやっていました。

その頃に比べて、仕事量は増えているでしょうか?

それとも減っているのでしょうか?

製造工程の人は、最初に工程をコンピュータに入力しないと

前に進めず、いろんな部署が混乱します。

そして納品書や受領書、配送伝票を出力しないと納品も検収もできません。

コンピュータはプログラムにデータを投入すれば、

あとは誰が入力しても論理的に「疲れた」も「厭きた」も言わずに

仕事をしてくれます。

しかし、入力しなければ何もしません。

また、1,000を10,000と入力ミスしても余程AI機能が発達していない限り

間違いを勝手に正してはくれません。

入力したこと以上、学習したこと以上はできません。

このようなコンピュータを動かすために、

どれだけの手間暇をかけているでしょうか?

更に目は疲れ、肩は凝り、鬱気味になります。

コンピュータってどうよ!

とIT会社の社長の癖についつい思ってしまいます。

反面、人間は素晴らしいです。

細かい指示をしなくても耳打ちだけで「大丈夫です。やっときます」

「○○君!あれやっておいてね」と言えば「○△×の件ですね。大丈夫です」

「工程管理上は明後日納品だけど明日できないかな?」と言っても「大丈夫です」

このように適当な情報や無理難題も「大丈夫」と返してくれます。

大丈夫でないときは「ダメです」「もう少し妥協できますか?」「○○があれば」

などの否定や提案があります。

コンピュータは大丈夫もダメも代替え案もありません。

もう一点、コンピュータには任せられないことがあります。

それは

意思決定

です。

コンピュータは膨大なデータを処理し、情報を見せてくれます。

例えば、天気予報などはデータを情報処理して、予報として示してくれます。

その予報を見て、人は「週末は天気が良いから家族で行楽ドライブに行こう」

と意思決定しますが、

「アレクサ、週末の天気は?」

「週末は天気が良いから、家族でドライブに行かれたらどうでしょうか?

半年前に行かれたきりなので、そろそろ行かれた方が良いと思います」

と提案してくれるでしょうか?

もし提案してくれたら「ありがとう」と言うべきなのか

「うっせ~」と言うべきなのか・・・。

コンピュータが日常の中で情報提供の重要なポジションにあり、

提示された情報に対して、それに向き合う機会が最近は特に増えています。

自分の判断で意思決定すべきなのに、レビューやイイネの数で意思決定

している場面も増えてきました。

人生において意思決定した責任を取るのは、ご自身です。

コンピュータや赤の他人のレビューやイイネではありません。

コンピュータに任せるもの、ご自身の意思で決めるもの

これを明確にしないとコンピュータによって流される時代になっています。

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