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【第597号】 製品の心を訴えるデザインを研究する~松下幸之助~
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【第587号】 デザインの基礎は実用性である
これの続編と言えます。
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製品づくりの基本は、
需要者に喜ばれるものをつくることに尽きると思います。
生産者はひたすらこのことに魂を傾注しなければなりません。
デザインも、この製品づくりの基本に立って、
研究されなければならないと思います。
製品が訴えてくるもの、
いわば製品の心を強く感じさせるもの、
この点がデザインを通して
みごとに表現されている製品こそが需要者に選ばれ、
かつ、喜ばれる時代になったのではないでしょうか。
(「松下のかたち」松下電器 昭和55年5月)
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昭和55年は1980年です。
前年の1979年にソニーがウォークマンを発売しました。
それまでは音楽は室内で聴いていました。
それを「音楽を外に持ち出す」ということで大ヒットしました。
※当時のCM https://www.youtube.com/watch?v=XwgEteiMeIU
幸之助氏が言われるデザインは「形状」のことを主に言われていると思いますが、
商品を設計する(by design)という意味を含むと
ソニーのような発想もデザインと言えるでしょう。
ソニーは1960年代にテレビを外に持ち出す、という発想から商品を発売しています。
釣りに出かけた親子がボート上でスポーツを観戦するというCMや
寝室で隣に寝ている奥さんを起こさないように
イヤホンでスポーツ観戦するご主人のCMなどから感じられる
「生活を便利に変える」ことをby designした製品を多数生み出しています。
創造するためには想像が重要です。
想像とは「像を想う」ことです。
幸之助氏が言われる
需要者に喜ばれるものをつくるために魂を傾注すること
これが像を想うことでしょう。
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