【第870号】 しなければならないことへの向き合い方
仕事は自分の「したいこと(want)」よりも
「しなければならないこと(must)」の方が多いでしょう。
独立すると「しなければならないこと」を選ぶことができるようになりましたが、
それでも「したいこと」よりも「しなければならないこと」が圧倒的に多いです。
先日、顧問先の予算策定会議に参加した際に、
皆さんの目標発表の姿勢に違和感を感じました。
数値目標も行動目標もほとんどの方が「したいこと」ではなく
「しなければならないこと」として捉えられています。
どうして「しなければならないこと」になるのでしょうか?
「したい」の反対は「したくない」です。
発表者の皆さんは「したくない」とは思っていないでしょうが、
目標にわくわくしている、楽しみでしかたがない、
さっさと行動して成果を上げたい、ではありません。
もしオリンピックの選手が「オリンピックには出たくないけど出ないとならない」
で戦っても絶対に良い結果にはなりません。
結果を出すには「わくわくする」「楽しみ」が不可欠です。
目標達成は稲盛さんの言葉を引用すると
考え方×熱意×能力
によってなされます。
「しなければならない」ことにしてしまうと自分の中の潜在能力は出にくいでしょう。
目標達成が「したいこと」であれば、自発的になり、
自分で行動管理をする、困った時には調べる、周囲の意見を聞く、など
手持ちの能力の不足を自らの努力で補うようになります。
「しなければならないこと」は必ずしなくてはなりません。
したくなくてもしないとなりませんから、
同じするなら「したいこと」にした方が楽しいし、よい結果になります。
「しなけければならないこと」を「したいこと」にするのは自分の心次第です。
そうは言っても簡単にそれができないから困っているんです!
という声が聞こえてきそうなので、ヒントを一つさしあげます。
嫌だな~、面倒臭いな~、大変だな~ からスタートした際に、
これをちゃんとやって成果を出したら、どんなことが身に付くか?何を学べるかな?
と考えて下さい。
嫌なこと程、得るものが多いことに気づくでしょう。
「しなければならないこと」を「したいこと」に変えることで
手にするものが増えます。
とても効率的な思考です。
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