【第884号】 環境整備の原理原則
環境整備とは、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」を行うことです。
「整理」「整頓」「清掃」が3S
「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」を5S
これに「作法」、「正確」、「清楚」、「素直」、「誠実」、「信用」など
企業毎に独自の重要な価値観を加えて、6Sとされている企業もあります。
基本は
いらないものを捨て、残されたものの位置を決め、
埃や汚れを取り除き、磨き抜かれた空間を作ること
です。
これを日常的に行うことで、心が磨かれ、人格が向上するとされています。
私の顧問先は環境整備をとても大切にしていますし、
私とご縁のある多くの経営者も環境整備に力を入れられています。
私が事務局長をしているAPRAの関西地区では、下記の様に年間イベントの半分は
環境整備のベンチマークを行い、前年より進化した様子をお互いが学んでいます。
https://apra.jp/kansai-2022gyouji/
この環境整備ですが、
「自分がいる空間を清潔にし、整えること」が原理原則です。
汚れた道具、乱雑で埃まみれの職場から生み出される製品やサービスを
お客様が喜ばれる筈はありません。
商売をするからには、当たり前のことです。
この当たり前のことを「徹底的に心を込めて行う」ことも重要な原則です。
決して、会社で決められたルールだからと慣れてはいけません。
関西APRAの様に、互いに学び合うときに私がよく言っているのは
「ベンチマークしたら、それを自己流にアレンジする前に完全コピーをしてください」
です。
自分達はまだ始めたばかりだから・・・
やり方がよく解らないから・・・
自分達のレベルでやります・・・
このようなことを言われる企業も過去にはありました。
皆さんが、習い事をするときには先生の言われる通りにやりますよね?
間違っていた時に「私はそうは思いません、私は私流にやります」
で心が磨かれるでしょうか?
どうやったら、あの会社のようにできるのだろうか?
同じ人間なのにできないのは悔しい!
来年こそは絶対に!
このような気持ちが心を磨いてくれます。
ですので、徹底して真似ることが重要となります。
環境整備はいつやれば良いのですか?という質問を受けます。
原理原則は「勤務時間内」です。
よく、職場を清掃するのは社会人の基本として、
勤務時間外にさせる経営者がいます。
経営者が、環境整備が重要だからやらせているのであれば、
勤務時間内に行うべきですよね?
勤務時間外で行うこと=重要ではない
ということになります。
週末に時間をかけてやられる企業もあります。
これも原理原則は毎日です。
絶対にやるべきは月曜日の朝礼前です。
休み明けの月曜日はまだ、身体も心も仕事モードになっていません。
社員全体がそういう状態だと生産性が上がりませんし、ミスも起こりがちです。
そこで月曜日の朝一に環境整備を行って、
その時間が休みモードから仕事モードへ切り替わる時間となります。
日々の15分や30分の環境整備では、大きな環境改善はできませんので、
週末に時間を取ってやられるとより良くなります。
環境整備は原理原則に従って行うことで、よりよい成果に結び付きます。
追記
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