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【第892号】 仕事の道を究める

【第892号】 仕事の道を究める

 

経営者や上級管理職の方から

「教えてくれないからできない」

という人が増えてきた、と聞きます。

「教えてください」

と言われるならともかく

「教わることが前提」にあるこの発言には

プロとして報酬を貰って仕事をする人の心構えとして疑問を持ちます。

私はホームページの制作で撮影する機会も多く、たまに

「写真の撮り方を教えてください」

と言われることがあります。そのときは

「構えてシャッターを押せば撮れます」

と答えます。そうすると

「そんなことを聞いているのでない」という顔をされます。

例えば、下記の様な具体的な困り事には的確に答えられます。

「背景をぼかして撮るにはどうすれば良いですか?」

「昆虫の顔をアップにして撮るにはどうすれば良いですか?」

「愛犬が走っている姿を撮るにはどうすれば良いですか?」

説明する側が、具体的なことを想定して教えないとならないのでしょうか?

それは否だと思います。

教わる側が、もっと掘り下げたいけれどよくわからない、

という困った状態にならないと何を伝えても届かないでしょう。

読書についても

「何を読んだら良いですか?」

と聞かれる事があります。

その人の年齢やボジションを考えてお勧めできる書籍はいくつもあります。

しかしながら、その人が

「今、最も学びたいこと」

「悩んでいること」

「今後、どんな風になりたいか」

を考えて、模索し、選択に困っている状態でなければ、

お勧めした書籍も役に立たないと思います。

話を仕事を教わることに戻します。。

教えて欲しいと言ってくる人は2タイプあります。

教わったことで停滞していた成長が解き放たれる人。

もう1つは教わったことだけやってそれ以上は発展させない人。

この違いはどうして生まれるのでしょう。

 

考えたところ、仕事への愛着の差だと気づきました。

前者は仕事への求道があると思います。

後者にはそれがありません。

どうして求道しないのでしょう?

天職と思っていないか?

使命感がないから?

役立ちたいと思っていないから?

自分が教える側になることを考えていないから?

いろいろあるとは思いますが、礼儀として、自分が教わったことは

後輩へも正しく教えるべきでしょう。

マニュアルに書かれているような表面的なことを教えて終わりでは後輩が可哀想です。

やはりその仕事の本質を教えて欲しいものです。

そのためには、自分が仕事の道を究めていかないと後輩に教えることはできません。

故に、自分のため、そして後輩のために仕事の道を究めて欲しいと思います。

このとき重要なことは「人に安易に答えを求めない」でしょう。

 

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