【第915号】 「一人で考えるよりみんなで考えた方が良い」は正しいか?
タイトルをご覧になった皆さんは一瞬「???」と思われたでしょう。
一人で考えると思考の限界があるから、みんなで考える方が良いのでは?
と思いますよね。
私もそう思っていました。
ところが、そうではないことがあるのです。
ジェームス・ストーナーという
ビジネスマネジメントの学者の研究成果を紹介します。
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集団のメンバーが「挑戦心」「野心」「積極的」なメンバーだと
個人よりも集団で協議した方がリスキーな方向に
アイデアが出ることがわかりました。
これを「リスキーシフト」と呼びます。
逆に、安全志向の人が多い集団の場合、集団の決定も安全な方向に向かいます。
これを「コーシャスシフト」と呼びます。
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コーシャスとは注意深いという意味です。
このように個人と比べて集団で意思決定した際に偏る結論になることを
「集団極化」と言います。
これによる悲惨な出来事は歴史上多数見受けられます。
暴君、裸の王様、ワンマンなリーダーの元に集まった集団は
忖度しがちなので極化した結論になりがちです。
逆に、安全・安心を選択するリーダーの元に集まった集団は
安全を求め、変化を嫌います。
どちらにも一長一短ありますので、バランスを考えるべきです。
ワンマンリーダーの下には安定性を求めるメンバーを多めに配置する。
安全リーダーの下には多少過激なメンバーを多めに配置する。
そうすることで、
一人で考えるよりもみんなで考えた方が良い方向へ向かいます。
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