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【第93号のテーマ】 渋沢栄一の格言五則 その4
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「日本を代表する事業家 渋沢栄一」の「論語と算盤」の
巻頭にある「格言五則」その4を紹介いたします。
声無細而不聞、行無隠而不明。(原文は説苑)
声は小にしても聞えざるはなく、行(おこない)は隠しても形(あらわ)れざるはなし。
すぐれた人の声(意見)は、たとえ小さくとも必ず聞え、
その行ないは隠していても必ず現れる。
違う訳し方もあるようで、
発言は小さな声でも聞こえるものだし、
行為は隠していてもばれてしまうものだ
どちらの訳も深く頷けます。
ですが、角川文庫によるとそもそも渋沢栄一が誤って引用している様です。
以下のように書かれていました。
この文は『説苑』にはない。
おそらく『萄子』勧学篇「故声無小而不問、行無隠不形」の誤引であり、
また文字も写し誤まっているところがある。
上に引用した
声は小にしても聞えざるはなく、行(おこない)は憶(かく)しても形(あらわ)れざるはなし。
これは、この『萄子』の文であるそうです。
渋沢栄一が間違っていても、関係ないですね(笑)
このような考えを頭に入れて、生きていきます。
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