【第947号】 幸せと情報
柳沢きみおの漫画「新特命係長 只野 仁」に
幸せについてまたまた「ハッとする」シーンがありましたので、それを紹介します。
【第866号 幸せとは】と併せてお読みくださると良いでしょう。
主人公の只野仁(ただのひとし)が勤める会社の上司である
入江豊と佐川和雄の会話です。
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入江:やっぱり幸せになりたいなら自分で自分に幸せだと言いきかせるしかないな
いくら考えてもその方法しかないよ幸せになるには
いくら考えても情報と幸せは反比例する
情報量が多くなればなるほど人間は不幸になるんだよ
入江:にもかかわらず情報量は増えるばかりだから、ますます人間は不幸になっていく
ある著名女性のエッセイにあのフロイトが人間が幸せになりたいと
思うようになったのは最近のことだと言っていたと書いてあって驚かされたよ
佐川:幸せになりたいなんて昔の人は思いもしなかったってのか
入江:そうらしい
なぜ幸せになりたいと思わなかったんだろうと俺は考えてみたんだ……
なぜだと思う佐川は?
入江:他人との比較が昔はなかったからだと思うんだ
他人の情報……つまり他人の世界なんてごく身近な連中のことしか見えなかった……
昔はさそれがテレビの出現や交通手段の発達により
他人の情報がどんどん目に見えるようになって
他者との比較をイヤでもするようになり
その結果「もっと幸せになりたい」という不幸の連鎖に陥る
怖いことにその連鎖が大きくなる一方だ
入江:情報もカネもそうだありすぎると人間を不幸にする
あのブタエモンがいい見本だカネで自滅してしまった
もういまさら情報は毒だといってもすでに遅いけどな
とっくに日本人は情報の毒にやられてしまっているから
そしてさらに速度を増しどんどんその猛毒に蝕まれ不幸になっていくだけだ
衣食住が揃うだけで幸せなのにその幸せには満足できなくなる
唯一の特効薬はやっぱり自分宗教だな
入江:前にも言ったが自分宗教とは
自分は幸せだと自分に言いきかせ 思い込ませること
本気で幸せになりたいのならもうそれしか残ってないんじゃないか
これからは……
佐川:何だよ入江はそればっか考えてるな
だから自分宗教を持てるかどうかなんだろ
入江:じゃなくて人間はどんな状態になれたら幸せなのかの答えがわかったんだよ
佐川:どんな状態だ?
入江:宗教のように頭で考えるのじゃなくはっきりと体感できる答えだよ
佐川:ほう
で そのはっきりした答えは?
入江:いまの自分の日常にうるおいがあるかないかだよ
佐川:日常のうるおい!?
入江:それを持っている人が幸せな人なんだよ
そして そのうるおいはカネでは絶対に買えないものだ
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如何でしたか?
情報が自分を不幸にする・・・
もの凄くそう思います。
知らぬが仏とは良く言ったものです。
また、日常のうるおいという言葉にも大きく頷けます。
うるおいは人それぞれだと思います。
これも他人と比較しないことが大切ですね!
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