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【第953号】 褒めるか、叱るか、その判断の基準

【第953号】 褒めるか、叱るか、その判断の基準

 

部下と接していると

褒めて育てるか?

叱って育てるか?

これに悩む場面がありますよね?

今回はそんなときのヒントになれば幸いです。

皆さんは「オペラント条件付け」という心理学用語をご存知でしょうか?

多くの方が知らないと答えられると思いますが、

皆さんが無意識の内に取られている心理的な行動です。

「オペラント条件付け」とはスキナーが

「自発的な行動」に対する条件として発見しました。

自発的な行動は「好子(こうし)」と「嫌子(けんし)」という

二つの刺激によって引き起こされます。

例えば、上司に仕事で褒められるとそのことに対して、

より積極的になり、やる気が出てきます。

これは褒められることが、好子となり、自発的な行動がプラスとして出てきた例です。

逆に、仕事で失敗して上司に叱られると自信を喪失し、叱られないように行動を控えます。

これは叱られることが、嫌子となり、自発的な行動がマイナスとなった例です。

更にややこしいのは、上司に叱られたくないから、自発的に行動した結果、

上司に褒められることになったという場合です。

これは嫌子が好子に転換したように考えがちですが、そうではありません。

嫌子は嫌子のままで、たまたまラッキーな結果になっただけです。

子どもがお母さんに叱られるのが嫌で机に向かっていたら、

成績が上がった、ということと同じです。

叱られるのが嫌という嫌子はそのままなのです。

このように人の心理から生まれた結果は複雑です。

褒めて育てる

叱って育てる

と簡単に割り切れないのです。

重要なのは嫌子への向き合い方です。

叱られないためにはどうするか?

失敗しないためにはどうするか?

このように嫌子から成果を生み出そうとするのはムダが多いです。

素直に、褒められたいから・・・、役に立ちたいから・・・と

好子から成果を生み出す方が生産性は高いです。

自分の部下が上司である自分の指示に対して

好子対応か? 嫌子対応か?

これを普段より把握しておくべきです。

1 on 1ミーティングなどで、確認して下さい。

 

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