【第988号】 それって社会主義的思考だよね
ある日曜日、電車の中で、致知出版から出ている稲盛和夫氏の「成功の要諦」のP159
「一所懸命働くことが心を磨く最高の方法」という項を読んでいました。
出だしは以下になります。
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20世紀に入ってロシアで共産革命が起こり、
人間の精神性を軽んじた唯物論が世間を席巻しました。
その中で、労働とは給料をもらい、生活の糧を得るための手段でしかない
という考え方広まっていきました。
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読み進んでいると、私の近くに立っていた
入社一年未満で研修帰りと思われるスーツ姿の若者数名が
仕事についてぼやいているのが耳に入りました。
働きがい、やり甲斐、顧客満足といった研修だったようです。
話を聞いていると彼らは
「仕事は生活の糧を得るために給料を貰うためにやっている」
という考え方で
「できるだけ楽に高い給料をもらって、欲しいものを買って、
仕事以外の時間は趣味や遊びに使う。だから嫌でも働いている」
ということも口にしていました。
聞いていて
「それって唯物論や~、社会主義的思考になってるで~
稲盛さんが悲しむで~」
と思ってしまいました。
歴史や哲学で習ったと思いますが、
社会主義(=マルクス主義)は唯物論の立場を取っています。
唯物論は精神よりも物質を重んじる実利主義ですから、
若者達の思考はこの「唯物論」の考え方に寄っているのです。
逆の考え方は唯心論、観念論、理想論などになり、
物質そのものより、それを生み出す精神・観念・理想のほうが重要という考え方です。
彼らには研修の前に人生哲学を教える方が先やで~
と彼らの会社の人事担当に耳打ちしたくなりました。
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