ブログ

チーム目標達成の仕方(その1)

チームで目標達成をするためのやり方を2回に分けて紹介します。

■全員で取組む

広告業で支店長をしていた時のこと。既存先の売上が低迷し、新規獲得が必須でした。

営業に「新規を取れ!」と叱咤してもなかなか動かない。

そこで、私は、営業に渇を入れるために、アポ取りを営業部門だけはなく、制作部門も事務部門も含めて全員にやらせたのです。

もちろん、制作も事務も新規獲得と言った営業活動はやったことがなく、また自分の仕事ではないので、反発がありましたが、支店全体に新規獲得の重要性を認識させることが重要と考え、その空気が作れたら、新規が取れる!と信じて、やらせました。

現実は厳しく、制作も事務も理由を付けて、電話しません。

そこで、私は、全員が「決めた時間」に電話をし、その間はお客様からの電話にも出ず、トイレにも行かず、というルールを作ったのです。電話回線には限りがありますので、幾つかのグループに分けて、時間帯を決め、電話をさせました。

ホワイドボードにはグループ毎にアポ取り表を掲示しました。最初の1件が書き込まれるには、少し時間が掛かりましたが、その内、1件、2件と増えていったのっです。

営業グループ以外がアポを取った時には拍手も起こりました。

そのような雰囲気になると、未だにアポが取れないグループが必死になり、決められた時間以外にも電話をするようになりました。それが事務部門だったのです。そのような行為はきっと神様が見てくれるのでしょう。やがてアポが取れました。

そして不思議なことが起こりました。

今までの営業は、自分が取ったアポ先で無い場合、「やらされ感」たっぷりに事前準備をしていたのですが、制作や事務が取ったアポ先には、いつもとは違い、念入りに準備をしているのです。制作や事務部門と一緒に作戦を考えた人もいました。

出かけるときにも制作や事務が「頑張って来てね!取ってね!」と声を掛けます。

そうやって取った新規先は誰もが大切にします。

これが、一体感だと思います。

関連記事

  1. 【関西APRA_6月例会】ベンチマーキング「伊部様」
  2. 会議冒頭に会議の目的を確認していますか?
  3. 「感謝」の三要素
  4. チームワークはコミュニケーション
  5. 会議に現れる営業風土
  6. 連続目標達成しているリーダーの発言
  7. 【関西APRA_3月例会】勉強会「マンガを使った採用活動」
  8. 会議の開催者は当該会議の責任者と事前打合せを行っていますか?
PAGE TOP