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会議参加者は議題に応じて決めるべきです。新製品の開発会議であれば、それが技術的な専門知識が必要であれば当然その人には参加して貰わないとなりませんが、次の方も必要です。過去にいろいろ開発に携わった経験豊富な人。市場ニーズに敏感な人。アイデアが豊富な人。自由に発言する人。違う視点で考えられる人。
また何かを決定する会議で決定権者は当然ですが、決定に必要な情報や知識・技術を持っている人。そして、その決定に対し、実際に動く人や利害関係にある人も必要です。実際に動く人や利害関係がある人が参加せずに決定された場合、「そんな事を勝手に決めないでくれ」「欠席裁判か!」と良いことは一つもありません。
会議は「事を起こす」ために行うのですから、決定事項の実施において、齟齬となる要素は極力省くことが肝要です。
議題には関係なく、様々な知識・技術、ポジション、経験、性格の「個性を集わせる」事で、多面的な視点から意見が出てきます。ただし、参加者が意見を言わないと何のために集めたのかが解りませんし、みなが意見を言い過ぎると纏まらなくなるので注意が必要です。
逆 に同じ様な知識や個性の人だけを集めると一方向的にはなりがちですが、決議までのスピードは早くなります。
次に参加人数について触れます。参加人数は絞り込んだ方が良いでしょう。人数が多過ぎると意見がまとまりにくい上、経験上、発言が特定の人に偏る傾向にあります。また、積極的に発言しづらい様で発言を待ったり、控えたりする場面をよく見ます。また議題に関係のない人が参加するとその人の時間を無駄にします。会議に参加するよりも、その間、自分の仕事をして貰った方が良いでしょう。
逆に少ない発言は活発になりますが、多様な観点で話しあう事が抜けがちで、酷いときには重要な点が完全に抜けてしまう可能性があります。
議題に応じたメンバー選出をし、できるだけ多様な観点でかつ、人数は最低限にする。これが大切です。
以上
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