【第813号】 常識とはどういうものか?
常識がある人、非常識な振る舞いといった使い方をされる「常識」
今回はこれを掘り下げます。
新解さん(新明解国語辞典)第4版では以下のように書かれています。
健全な社会人なら持っているはずの(ことが要求される)、
ごく普通の知識・判断力
とあります。
新解さんですら、この程度の説明です。
※新解さんについては、下記をご覧下さい。
この「常識」について、
渋沢栄一翁の「論語と算盤~人生活学篇~」(現代語訳:奥野宣之氏)
P114にわかりやすく解説されていました。
要点のみ抜粋します。
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常識とはどういうものか?
智情意のバランスが取れていること。
智情意とは智恵・情愛・意志のことです。
智を悪いことに使わないと、一方的に諫めると人間社会は消極的になります。
情は智を緩和します。
人間の七情「喜怒哀楽愛悪欲」はコロコロ変わるものです。
だから意によって、動きやすい情を抑制するのです。
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知(智)情意については、岡山のサンクリニックさん(産科、婦人科、小児科)の
院長 山縣威日先生のご著書「大丈夫子どもは育つ」に書かれていた内容と
明治の数学者 岡潔先生の解説を以下のメルマガ
「知情意の優先順位」にに記していますので、
ご興味のある方はご覧下さい。
お読みになられると渋沢栄一翁の言葉がよりわかると思います。
知情意のバランスが取れている人は「人間力」があると感じます。
懐が深いというか、妙に安心できるというか・・・。
最近の世の中が妙に不安定で暗いのは、
知情意のバランスが崩れている人が増えているからだと思います。
自己中心的な人にバランスを崩している人が多いようです。
自分の幸せを大切にするから自己中心なのに、
傍から見ると不幸に見えます。
バランスの崩れはやがて、自分の精神を病んでいきます。
自分だけでなく周囲の人まで巻き込んでしまいます。
知情意のバランスをとる
凄く重要な教えだと思います。
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