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9月例会は税理士法人 合同経営会計事務所様でした。関西APRAメンバー16名が参加。傳來工房様のベンチマーク見学から環境整備を取り入れられ、毎年、確実に進化発展をされています。
最初に「元気の出る朝礼」の実演をしていただきました。ハキハキとした発言と発言者に視線を集める姿が気持ちが良かったです。
分厚い経営計画書を片手に朝礼が進行していきますが、朝礼の中に「日本国憲法の前文」の唱和があることに驚きました。会計事務所として遵法精神は重要であり、また全文には日本国として、日本国民としての原理原則が書かれてあり、それが大切ということでされています。かなりの長文ですが、完全に暗唱できるスタッフがいらっしゃいます。
朝礼は9時より30分行われ、「聞く力」「要約力」「伝える力」を向上させることに重きをおかれています。
スピーチのトレーニングがあり、ネタは経営計画書にありますが、スピーチ時間は12面体のサイコロによって決まります。これは「使う時間は相手が決める」という考えを元にされています。素晴らしいですね。
会計事務所ですから、決算書を作成されますが、その決算書は「戦う決算書」と命名され、「決算診断提案書」という位置づけです。会社の「健康診断書」という意味です。銀行目線の診断も付帯しますので、経営者にとってとても有り難いと思います。
環境整備は徹底して「生産性向上」に繋がる創意工夫がされています。例えば、打ち合わせ室のテーブル下にはボタンが隠されており、打ち合わせ中に他のスタッフを呼ぶことができます。普通は、席を立ち声を掛ける、呼び鈴を鳴らす、内線するといったことが多いですが、それをすると「場の空気」が変わります。合同経営様のやり方ですと、空気を変えることが無い上、絶妙のタイミングでスタッフが入ってくるため、お客様はビックリされます。生産性とサプライズと気配りがそこにあります。
環境整備を徹底して行うと「気付く力」が身につきます。気付きはモノの本質を見る目であり、そこから行動が変わります。合同経営会計事務所の皆さんはこの「気付き力」が毎年、向上しているように感じます。
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